クラニオセイクラルセラピーについて

クラニオ セイクラル セラピーのはじまり

「クラニオセイクラル・セラピー」(Craniosacral therapy・頭蓋仙骨療法)は、クラニオ(cranio)とは頭蓋、セイクラル(sacral)とは仙骨のことで、頭蓋骨は複数の骨が縫合と呼ばれる関節(継ぎ目)によってつながっていて、それぞれの骨は一定のリズムで動いているという理論を基にした療法をいいます。

『頭蓋縫合は、ミクロレベルの測定範囲で微細な動きをしている』

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これを発見したのは、Drウィリアム・ガナー・サザーランド(1873〜1954年)です。

彼はその仮説を裏付けるために、自分やクライアントの頭蓋を何度も触診し、心臓の拍動や呼吸リズムとは違う、全く独立した別のリズムで動いている頭蓋運動の基盤を見つけ出し、全身で触診できる固有のリズムの基盤として、『第一次呼吸(Primary Respiration)』と名付けられました。

 

頭蓋骨の呼吸とともに、脳脊髄液を生産し、血液や末梢のリンパへと送る体の動きを、「クラニオセイクラル・リズム」(CSR)といいます。

 

こうしたクラニオセイクラル・セラピーはアメリカで、「カイロプラクティック」、「スポンディロセラピー」と並んで3大整体術の1つとされる「オステオパシー」という療法の1つです。

「オステオパシー」は、アメリカの医師、Drアンドリュー・テイラー・スティルによって開発されました。

自然治癒力を高めることを目的とし、運動器系(骨格など)、循環器系(動脈・静脈・リンパなど)、脳脊髄液の循環を含む脳神経系など、解剖学上・生理学上の非常に広い見地による医療体系をもとに、手を使って治療を行うものでした。

 

「クラニオセイクラル」を開発したDrサザーランドは、このオステオパシー療法の創始者であるスティルの弟子でした。そして、このサザーランドによる「クラニオセイクラル」の研究は、弟子のDrローリン ベッカー(1910〜1996年) らに受け継がれていきました。

 

さらに「クラニオセイクラル」は、ベッカーらに直接指導を受けたアメリカのジェイムス・ジェラスによって、大きな革新を遂げ、初期のそれよりも、より穏やかで繊細なタッチと、バイオダイナミクスによるアプローチにより、人間の自然治癒力を促す健康促進法となりました。

 

自らの「感じ、見、考える指」を使ったサザーランドの20年以上にわたる研究と臨床の積み重ねにより、頭蓋仙骨オステオパシーという新しい施術法が開発されたのです。

 

この流れを汲む療法は、従来の頭蓋仙骨療法と区別して、「バイオダイナミクス」などと呼ばれたりしています(しかし、クラニオセイクラルもバイオダイナミクスこの2つの名称はさまざまです)。

 

2つのクラニオセラピー

「クラニオセイクラル・セラピー」は、ごく軽く頭や仙骨や足などに触れながら体のこわばりを緩め、脳脊髄液や体液全般の循環を促し、自然治癒力を増進させていく手技療法です。

頭蓋—仙骨間を流れる脳脊髄液を感じ、滞りが開放されリズムが整うように促し、施術者は「わずかな圧と意図を使って調整」していきます。

 

これに対し、「クラニオバイオダイナミクス」では、頭蓋—仙骨だけでなく、軟組織も含み、その奥にある根源的な生命エネルギーにアプローチしていくものです。ですので、「調整」は行わず、命の力と健康の働きを信頼して、その力に任せます。

 

カイロプラクティック界の頭蓋仙骨療法(SOT)

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1930年代初頭、SOT(=Sacro Occipital Technique)を開発したカイロプラクターでオステオパシーのドクターでもあるメイジャー・ディジョネット(Major DeJarnette)が、頭蓋の分析、及び 施術の研究を始めました。

 

ディジョネットは、独自の理論を通じて研究・分析・開発を重ねました。

1952年、ディジョネットは自分の徒手頭蓋テクニックを公表し、クラニオセイクラルセラピーをカイロプラクティックの領域に取り入れたのです。

 

この Dr. ディジョネットこそ、サザーランド D.O.が発見したクラニオセイクラルセラピーを発展させ、頭蓋仙骨療法(SOT)を作り上げた人なのです。

その後 Dr. ディジョネットは、自分のクリニックのあるネブラスカ州オマハで、毎年SOTセミナーを開き、多くのカイロプラクターやオステオパシーのドクターたちに頭蓋骨調整法の哲学・科学・芸術を伝え広めていきました。

 

クラニオセイクラル法による効果

クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)とは、、頭部を軽くタッチすることで、身体のこわばりを解きほぐし、脳脊髄液の循環を促すことにより、脳脊髄液や体液全般の循環を促し、自然治癒力を増進させていく手技療法です。

脳脊髄液が循環する頭蓋骨のシステムが妨げられることにより、身心に異常を来たすことはこれまでに多く確認されてきました。

 

これに伴い、頭蓋仙骨システムを整える方法が開発され、発展してきたのがクラニオセイクラルによる療法です。

 

脳は、わたしたちの体の運動や心の司令塔であり、わたしたちの健康に大きく関わっています。

本能をつかさどっている大脳辺緑系は、外部からの刺激に反応し、刺激により指令をだして視床下部を通して内臓などの各器官に伝えています。

 

また、ストレスなどによる刺激が大脳皮質で感知されると、大脳皮質は神経伝達物質を分泌し、それを受けた視床下部が、脳下垂体にホルモンの分泌を促す指令を出します。

脳下垂体は、副腎皮質刺激ホルモンなどの各種刺激ホルモンを放出し、それを受けた内臓などの器官がホルモンを分泌して、体の代謝を円滑にし、全身がうまく活動できるように調節しています。

脳脊髄液は、こうした脳を保護しつつ、栄養物質の輸送、老廃物の排泄などの重要な役割を担っています。

 

脳脊髄液の健康は、脳の健康そのものとも言えます。

 

脳内の圧力や脳脊髄液の循環を整える事での効果

・脳脊髄液の循環がよくなることで、自律神経のバランスが整う

・自律神経系内でのホルモンの分泌を活発にします。ホルモンバランスが整うと、心とカラダ全体に健康をもたらします。

・睡眠に関わるホルモンの分泌も活発になるため、不眠が改善するとともに、睡眠の質を高められます。

・脳内の新陳代謝により、眼精疲労・緊張性頭痛・肩こり・心因性の腹痛なども改善します。

・血液循環がよくなることで、生理痛、生理不順、月経前症候群、更年期障害、冷え性の改善が期待できます。

・免疫力、自然治癒力の働きが高まり、精神が安定します。

・脳を癒し、脳神経を深く休ませますので、深いリラクゼーション効果によって、ストレスを軽減させることができます。

・不定愁訴などの症状が軽減され、慢性疲労をなくします。

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